「最近よく聞くスマートホームに興味はあるけど、導入するメリットがよく分からない…」 「自宅をもっと便利にしたいけど、何から準備すればいいの?」 「後付けで使えるスマートデバイスって、どれくらいの費用がかかるの?」
スマートホーム化に関して、あなたは今このような疑問を持っていませんか。具体的に何を導入すればよいのか分からず、自分でも簡単にできるのか不安を感じている方も多いと思います。また、どのくらいの費用がかかるかも気になりますよね。
そこで今回は、出産を機に家をスマート化して5年の私が、後付けで手軽にスマートホーム化する方法、スマートホーム化する際に気にすべきことを徹底的にお伝えします。実際に使っている感想、メリットデメリット、おすすめアイテムについても詳しく解説します。最後までお読みいただくことで、スマートホーム化に向けた第一歩をきっと踏み出せるはずです。ぜひ参考にしてくださいね!
【筆者プロフィール詳細】 夫と子ども2人と埼玉に暮らす主婦。 2020年に第一子の出産。産後の家事にストレスを感じ、初めてお掃除ロボットを導入。家事の自動化に興味を持つ。子どもが1歳の時に家から脱走したのをきっかけにスマートロックを購入し、利便性のたかさに感動し、本格的に家をスマートホーム化する。
1.スマートホーム化とは?できることはなに?
スマートホーム化とは、物理的なスイッチやリモコンを触ることなく、携帯や音声アシスタント(スマートスピーカー)で家の中にあるさまざまな家電や設備を遠隔、自動操作できるようにすることです。
スマートホームでできることの例
- 家事の時短・自動化: ロボット掃除機やスマート洗濯機などを活用して、指定した時間に掃除や洗濯を終わらせておく。
- 家電の遠隔操作: エアコンや照明のオンオフ、カーテンの開閉などを外出先から操作する。
- 音声アシスタントとの連携: スマートスピーカーに話しかけるだけで、テレビのチャンネル変更や音楽の再生、天気予報を確認。
- セキュリティの強化: スマートロックや監視カメラを導入することで、玄関の施錠状況や家の様子をリアルタイムで確認でき、不審な動きがあれば通知を受け取ることができます。
- 省エネ管理: スマート家電は、エネルギー消費をモニターすることができ、不要な電源をオフすることもできます。
家電操作を一元化することで、日常生活をより快適で効率的にすることができるんです!私はほとんどの家事を自動化をすることで、空いた時間は子供と遊んだり、自分へのご褒美時間にしています♪
2.スマートホーム化のメリットデメリット!
メリット1.めちゃくちゃ便利&時短
スマートホーム化する一番のメリットはその便利さです。帰宅前にエアコンや電気をつけてお部屋を快適な状態にしておいたり、お風呂を沸かしておいて帰宅後にすぐ入れるようにしておくことができます。
また、毎日同じ時間にタイマー設定することもできるので、一度この設定をすればスイッチ類はほとんど触ることなく生活ができるようになっちゃいます。(もちろんタイマーのオンオフも携帯などで簡単に設定できます)
メリット2.圧倒的な安心感
子供のお留守番、ペットの見守り、遠くに住む親の安否確認、といった面にも大きな効果があります。
たとえば、親が仕事で家を空けている間でも、家に設置されたカメラやセンサーを使って、スマートフォンでリアルタイムに子どもの様子を確認することができます。また、電話やLINEができない子どもや高齢者でも、スマートスピーカーに話しかけるだけで電話をかけることができるため、緊急時でも迅速に連絡を取ることができます。
デメリット1.導入コストがかかる
様々なデバイスが販売されており、家にあるほとんどの家電や設備をスマートホーム化することができます。が!すべてを買いそろえるにはそれなりのコストがかかります。必要なもの、そうでないもの、スマート化の優先順位などを考えてデバイスの購入を決めることが重要です。(優先順位や費用対効果に関しては”おすすめアイテム”でくわしくご紹介しています)
デメリット2.機器の不具合や接続の問題
インターネット環境が不安定だと、機器が正常に動作しない場合があります。また、機器同士の互換性の問題もあり、すべてがスムーズに連動しない場合も考えられます。(ただ、この互換性に関しては近年改善傾向があるので、この次の章でくわしくお話しますね!)
3.これからのスマートホーム化はmatter規格をチェック!
Matter規格とは、Connectivity Standards Alliance (CSA) という団体によって2022年に発表されたスマートホーム向けの共通規格です。この規格に統一されるメリットは3つあります。
ポイント1.インターネットが切断されても、デバイス間でローカル通信が使える!
これまではインターネット接続がないと使うことができなかったのですが、Matter規格のデバイスを使うことで、インターネットが使えなくても、スマートスピーカーを介して電気をつけたり、エアコンを消したりすることができるようになりました。(ビデオ通話などはインターネット接続がないとできません)
ポイント2.メーカーにこだわらなくていい!
これまではメーカーごとに異なる規格を採用していたため互換性があるもの、ないものを確認する必要がありました。それがMatter規格に統一されたことで、Matterの対応製品であれば互換性を気にせず使うことができるようになりました。(スマートスピーカーの三大大手Amazon、Google、appleが参画している規格なのでMatterにしておけばまず間違いありません)
ポイント3.ハッキングなどに強いセキュリティ対策!
スマートデバイスはインターネットに接続されているため、少なからずハッキングのリスクがあります。Matter対応製品にはハッキングなどに強いセキュリティ対策があり、インターネットを通してやり取りするデータを「暗号化」して、第三者が簡単に読めないようにする。もしも誰かが途中でそのデータを盗もうとしても、暗号を解くための特別な「鍵」が必要で、この鍵を持っているのは、そのデバイスとそれを操作する人だけ。という仕組みになっています。
まだできたばかりの規格ですべてのデバイスに対応しているわけではありませんが、(スマートスピーカー三大大手のAmazon、Google、appleは対応済み)これか購入するデバイスが対応しているものかどうかは、チェックをしておくと安心です。
4.スマートホーム化におすすめのアイテム
それではいよいよスマートホーム化に必要なデバイスを選んでいきましょう!どんな事をやりたいかで、選ぶべき製品はかなり変わります!実際に使ってみての感想やできる事をまとめてみたので、ぜひ購入の参考にしてくださいね。
スマートデバイスをたった1つ導入するならこれ!
スマートホーム化を初めてする際に、もっとも導入すべきデバイスは”ハブ”と言われるデバイスです。え?スマートホーム化にはスマートスピーカー(アレクサなど)が必須なんじゃないの?と、思われるかもしれませんが、実はスマートスピーカーだけがあっても、家電等を動かすことってできないんですよね。。。。(私も初めての時にこれを知らなくてスピーカーを先に買ってビックリしました)
ハブというのは、
・インターネットに接続できない赤外線リモコン(エアコンやテレビのリモコンなど)
・インターネットに接続して使う後付けデバイス(鍵や掃除ロボットなど)
この両方を管理するためのデバイスになります。ハブは携帯のアプリでも動かすことができるので、スマートスピーカーはマストではないのです!!!そして、初心者におすすめのハブはこちら
SwitchBot ハブミニ(Matter対応)
先ほど紹介したMatterに対応しており、追加でスマートデバイスを買ったときにも互換性を気にせず使えます。温度、湿度なども管理して、空調管理も自動化したい場合は、こちらのハブ
SwitchBot ハブ2
我が家では部屋の湿度も管理したいと思い、ハブ2を使っています。でも現時点で湿度管理するかどうか決められない人はハブミニで全然問題ないですよ!(後々ほしくなった時には湿度計だけを別購入するという手があり、しかもそちらの方が安価なんです)
音声で操作したいならスマートスピーカーを導入!
ハブの次に購入検討すべきなのはスマートスピーカーです。このスピーカーがあることで、ハブとつながっているものを音声で操作することができます。また、スマートスピーカーにはいろんなメーカーやスペックがありますが、(個人的に)もっとも検討しておくべき事はディスプレイ(画面)の有無です。
ビデオ通話、動画鑑賞、フォトフレーム、時計、タイマーなどの用途でもスマートスピーカーを使いたい場合は、迷わずディスプレイタイプの購入がおすすめです!ここはケチると後から最も後悔するポイントなので、よく考えて購入しましょう! 携帯より大きく、動画の視聴、操作もしやすいのはこちら
Echo Show8(エコショー8)第3世代
ディスプレイは使わないので、スペースは最小限、価格もなるべく安いものにしたい場合はこちら
Echo Dot(エコードット)第5世代
スマートスピーカーのシェアはAmazonとGoogleが2強ですが、「スピーカー独自で出来ることの多さ」、「後付けスマートデバイスの対応機種の多さ」という観点で、私はAmazon(=アレクサ)推しです!
その他のデバイスは必要に応じて追加
ハブ、スピーカーが揃ったら基本的な準備は完了です。後の細かいデバイスはご自身の生活に合わせて追加しましょう。私のおすすめは特に三つです。
①鍵を持ち歩かない生活は想像以上
これがあると自分の指紋が鍵になります。ちょっとコンビニに行きたい時、荷物がたくさんあって手が塞がっている時、いちいち鍵を出し入れせずに自分の指でサッと扉を開けられるのは言葉にできないくらい快適です。誰が扉を開けたのかもわかるので、家族の安否確認や、鍵の紛失対策にもなります。指紋以外にもパスワードでの開閉も可能! SwitchBot ロック Pro
②物理的なスイッチを押してくれるマルチな活躍
様々なスイッチを物理的に押してくれる指のようなデバイスです。我が家ではお風呂のスイッチとして使っており、毎日帰宅時間に合わせて温かいお風呂が沸くように設定しています。帰宅時間がずれても、携帯から変更ができるのでストレスフリーです。 SwitchBot ボット
③掃除機を触らなくても部屋のキレイがずっとつづく
我が家のお掃除ロボットは3代目。 買い換えるたびにメーカーを変えてきましたが、次もま違いなくSwitch botの掃除機を選びます。
理由はコンパクトで集塵機能があるからです。たまったゴミが自動で回収されるのはとってもこんなに小さくて大丈夫かな?と最初は不安になりましたが、我が家の25畳ほどの掃除エリアでは、充電のもち、仕上がりともに問題ありません。動作音もかなり小さいので、深夜に稼働させて、集塵(これは結構うるさい)だけ朝の時間に設定しています。
SwitchBot ロボット掃除機 K10+
5.まとめ
今回は、スマートホーム化のメリットデメリット、おすすめのデバイスなどについてお伝えしました。
メリット
①めちゃくちゃ便利&時短
②圧倒的な安心感
デメリット
①導入コストがかかる
②機器の不具合や接続の問題
おすすめのデバイス
・まず初めに買うなら→ハブ
・音声入力するなら→Echo(アレクサ)
・その他のおすすめデバイス→鍵、スイッチ、掃除機
結論、これからスマートホーム化をするのであれば、matter規格に対応している『アレクサ×switchbot』がもっともおすすめできる組み合わせです。
出産と同時にスマートデバイスを使い始め、産後の大変な時期、憂鬱な家事の負担を減らしてくれたのは間違いなくスマートデバイスたちのおかげです。便利でストレスフリーな生活を送るために、今ではなくてはならないパートナーたちです!あなたもぜひ、スマートホーム化を成功させて、この感動体験を味わってくださいね。